「より、から」の違いと使い分け方|「日頃より、日頃から」公文書での使い方

「より、から」の違いと使い分け方|「日頃より、日頃から」公文書での使い方

「より、から」の違いと使い分け方|「日頃より、日頃から」公文書での使い方

 

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「より」と「から」の違いなど、次に示す言い回しは、意味が似ていて間違いやすく、使い分けがあいまいになりがちです。
正確には意味が異なるものですので、公用文においては、間違った言い回しをしないよう十分注意が必要です。

 

「より」と「から」の違い

「より」は比較を表す場合のみに用い、起点を表す場合には「から」を用います。
簡単に言うと、「より」と「から」のいずれも用いることができる場合は、「から」を用います。

 

よく「日頃より」という表現を見掛けますが、「日頃から」でも意味が通じるので、正しくは「日頃から」となります。

 

【具体例】

屋根より高い鯉のぼり(比較)
多くの意見書が、地方議会から(×より)提出された。(起点)
日頃から(×日頃より)

 

「~から」と「~まで」

範囲を示す場合は、必ず「~から~まで」と表現し、後の「まで」を落とさないよう注意します。
「まで」を省略しても意味が通じることが多いため、省略されがちですが、「まで」を入れるのが正しい表現です。

 

【具体例】

第1章から第3章までを暗唱しなければならない。

 

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「ついては」と「あっては」

公用文ではよく「ついては」や「あっては」の表現が用いられますが、「あっては」は2以上の事柄を列挙する場合に用いるのが原則です。
それ以外の場合は「ついては」を使います。

 

【具体例】

①              ②
市長部局にあっては本日中に、その他の部局にあっては明後日までに意見を取りまとめます。

 

「従来から」 は誤り

「従来」という言葉を使用する場合に、「従来から」という言い回しをするのは誤りです。
「従来は」又は「以前から」というのが正しい表現です。

 

「場合は」と「とき」

条件を表すときに使う「場合は」と「とき」は、通常どちらを用いるべきかの基準はありません。
ただし、同時に用いる場合には、「場合」を大前提に、「とき」を小前提に用います。

 

【具体例】

(大前提)              (小前提)
他省庁から協議があった場合において、その内容に意義があるときは、すぐに総務課まで連絡すること。        

 

「と」は最後まで付ける

並列の意味で使うときには、なるべく最後の語句の後にもつけます。

 

【具体例】

東京大阪の間       赤を使う。

 

「ば」は略さない

「ならば」の「ば」は略しません。

 

【具体例】

留守ならば、引き返します。(×留守なら、引き返します。)

 

 

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